製品が出たときは特になんとも思わなかった DDIポケットの AH-K3001V。なんとも思わなかった理由はその前に出た日本無線のがあまりにもだめだめという評価だったために、『やはりだめなのね~』と思っていたのですが、かがみさんのじまん話を聞いてるとなんかよさそうなのですね~(^^;)。
てことで、私も本格的に検討会です。まずよさそうなことを羅列してみましょう。
- 本体だけでデータ通信・音声通話可能
- まぁこれは携帯電話と同じなのですが、iモードの場合はパケット代が強烈なので少なくともWWWをうろうろする気にはなれず、現在 携帯電話とザウルス+@Freed運用をしている者にとっては魅力的です。
- ブラウザがOpera
- ということはどーでもいいのでしょうが、表示モードが何段階か用意されていて、PC向けのページも縮小表示とかが出来たりするそうです。
- 電子メールが着信時に受信できる
- ザウルスの場合は POP サーバから決まった時間にメールを取り込むようにしていますので、新しいメールが届いてもその時間になるまではわかりません。携帯電話の場合は通常 メールサーバに届いた後すみやかに端末に送られるのですぐに届いたことがわかります。で、このPHSの場合はAirH"センターのメールアドレスに届いたものは端末に通知することが可能なのだそうです。
- パソコンで使うときはUSBで接続して使える
- 現在PHSデータ通信はほとんどザウルスで行っています。『ザウルスでWWWをうろうろ』または『ケータイで着信を確認したメールをザウルスで読む』が主用途であり、パソコンにデータ通信カードを差し込むことは特別な事情がない限りありません。が、特別な事情があるとき(出張とかメイン回線不調時)はやはりパソコンで使いたいわけで、使用頻度を考えればUSB経由でも接続できればそれでいいかな~と思います。
- 通信料金は意外に安い
- 前にAirH"をやめたのは『価格が高い』のが理由だったのですが、その後に新設された割引プランを使えばほぼ同額になるようです。
- USBで充電できる
- 消費電力が大きいので使用しながら充電してても減っていくそうなのですが 使用しなければ充電はできるはずなので、常にパソコンを持ち歩いているひととしましてはUSBケーブルを潜ませておくだけでケータイの充電も出来るのがよさそうです。
- WWWでPROXYの指定ができる
- てことは、画像縮小PROXYも使えるわけですね。
で、次は悪そうなところ(^^;)
- 電話機としてのPHSへの不安(通話エリアというよりも、建物の中でほとんど使えない)
- 電池の持ちはあんまり良くないらしい(ザウルスと比べれば良い勝負かもしれない)
- 本体の造りはイマドキの携帯電話と比べれば見劣りするらしい
- 32kパケットなので遅い(これは前に使ってたのでよくわかる)
- スケジュール機能は無いらしい。忘れてはいけない予定のアラームに使ってたのでこれは痛い。
ということで、AirH"のデータ通信カードを使ってたときは『高くて遅い』という救いようのないものだったのですが、今度は遅いのを我慢すればそれなりに良いところもあるみたいです。
で、次は肝心の価格。端末代金とか初期費用は置いとして、月額の料金による比較です(税抜額)。
@FreeD | AirH" 32k |
|
つなぎ放題 5,800 |
A&B割 △870 |
プロバイダ(iijmio) 300 |
計 ¥5,230 |
|
乗り換えても現在とはあんまり変わらなくて、350円UPです。iモードに¥300支払っていますから、これをやめちゃえばほぼ同額で移行できそうです。さらに、iモードをやめるのであれば 現在携帯電話は通話にはほとんど使っていませんから(電話がかかってくるのは家族ぐらい)、携帯電話を解約すれば月額3,000~4,000ぐらい節約することもできます。とりあえず、@FreeDからAirH"に乗り換えた後、ドコモ携帯はしばらく併用して様子を見るのが良いような気がします。←すでに買う気でいるし(笑)
意外だったのはデータ通信プランなはずの『つなぎ放題』は、実は音声通話が結構安いこと。PHSから携帯電話にかけた場合も通話料は携帯~携帯とあんまり変わらなくて、PHSならではの『1通話につき10円加算』という理不尽な課金も無いそうです。一般電話やPHSにかけた場合は圧倒的に安いですから、ドコモの無料通話分を超えた場合はこっちで電話したほうが安いのかもしれません。