とりあえず AH-K3001V を一週間使ってみたので、現在のところの評価を少し。過去に書いた内容と重複するところも多いと思います。
まず、購入前に絶対におさえておきたかったポイントである
- 電話機として携帯電話の代わりになりうること
- PC用WWWページのブラウズがなんとか出来ること
- 電話機本体に重大な欠陥がないこと
- 外形があんまりばかでかくないこと
- 電子メールの即時受信ができること
- 留守番電話に録音されたら本体に表示が出ること
らへんに関しては、まったく問題ありません。メール新着や留守番電話の録音がある場合は前の電話と違ってディスプレイがフラッシュしてくれるので、わざわざケータイをのぞき込まなくても確認できてかえって便利になりました。
その他、使ってみて良かったところ
- なんといっても本体だけで電子メール・WWWブラウズができる。ついでに通話も出来る
- しかもパケット代は定額
- 液晶はとても明るく美しい
- フタをあけなくても横のボタンでマナーモードに切り替えられる
- なんと MIDI(GM?)が再生できる。みっくさんとこの JavaScriptページでも再生できたのにはびっくり
- Opera通信中でも音声の着信はできる
- 一応カメラがついている。カメラつきケータイは初めてなんです、わたくし。
- WWWで外部PROXYが指定できる
- PageUp/Downキーが付いてる←これホント便利!!
- PHSなので、音声通話の品質はとても良い
- AirH"なので、かなり劣悪な状況でも通信できる
- Opera使用中にオンフックボタンで回線切断できる。長いページを読むときは切っておけばメール受信待機できるし省電力にもなるかもしれないのでお得です。てゆーか、ブラウザフォンの通信時は1分ぐらいで勝手に切れる機能があっても良いような。
- iモードと違って、添付ファイル付きメールも受信できてファイルサイズも事実上無制限である。
- 回線が完全に切れている状態からメールの受信やブラウザでページを表示するのにかかる時間は @FreeD+ザウルス とか @FreeD+ノートPCよりも明らかに短い。
- iモードと違い、メールが来たときにたまたま圏外とかOpera使用中であっても、定期的に再通知してくれるらしく後から勝手に受信してくれる。(但しボーダフォンのように間髪入れずに受信してくれるわけではない)
- 標準でUSB接続ケーブルとおまけソフトが付いてくるので、メモリダイアルやブックマークの編集とかがとてもやりやすい
- ザウルスの横持ちと違って左右どちらの手で持っても使える。これで電車でのポジショニングに気を使わなくてすみます(笑)
逆に悪かったところ。
- なんといってもデータ通信速度がおそい
- ブックマーク専用ボタンが無い
- カスタム機能というメニューがあるけど、これに好きな機能を割り当てれるわけでもない(何の為に付いてるのだろう、これ?)
- 音声ダイアルが無い←操作をあんまり覚えてなかったので便利に使ってました
- Opera使用中で回線接続中ではメールが自動受信できない(回線切断していれば受信できる)
- フタを開けなければ今日の日付が確認できない
- Operaの動作はかなり遅い。特にデータ転送中はほとんどすべてのキー入力を取りこぼすので非常に使い勝手が悪い
- スケジュール機能が無い
- 横スクロールを無くすため、テーブルで横に並んでいるものは横に長い場合縦に並べ替えられます。これにより多くのPCニュース系サイトで用いられる『左側に一覧表』の形式はフルスクリーンモード以外では非常に読みづらくなります。とはいえ、フルスクリーンモードに切り替えると横スクロールしないと読めない上に文字が大きすぎるので(切り替えるのがこれまた面倒)実用的ではありません。この点はザウルスのほうが明らかに上手でした。
- メールの一覧表示で『受信順』の並べ替えができない(送信者のDateフィールドが寝ぼけてる場合に変なとこに入るのでこまる)
ということで長々と書きましたが、一部我慢できる項目を除けば前よりも良くなっており、ばくち買い替えはなかなかの成功を収めました。まぁこの先一年以内にADSL業者がケータイ業界に乗り込んできますから勢力図は大きく変わると思うのですが、AH-K3001Vのようなよくできた端末と料金制度は維持してもらいたいところです。