ひとりごと

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ついったー[おとなり日記] かがみさん Y.Kumagaiさん

2004/11/07 (日)

・ Painter IX Trial

日本語版がなかなか発表されないのにしびれをきらして CORELのトライアル版を試験導入です。トライアル版はPainter8でも一度使ったことがあるのですが、このときはファイルの保存が出来なかったんですねー。これでは評価のしようが無いですよ・・・。ということで改心したのか知りませんが、今回は保存も出来るようになっています。てゆーか、インターネットの情報によると30日間の期間制限を除けばフルバージョンと全く同等の機能を評価できるようです。そんなわけで、評価の為にPainterで絵を一枚描いてみました。ちなみに、私の場合は Painter8 はパスした関係で Painter7英語版との比較になりますのであしからず。

ということで気づいたこと。

ちょっと軽い
比較対象が存在しないのがちょっとマズいのですが、少なくとも procreate Painter Classic と比べると、ちょっと軽くなっているようでした。もっとも、ちょっとだけですから現在重くて使えないスペックでサクサク使えるようにはなりません。
まぜまぜパレット付き
右図の色選択パレットの下にあるやつ。なんかこれ楽しいですね。
カスタムパレット復活
ブラシ選択に関しては相変わらずアホ仕様なのですが、カスタムパレットがあればなんとかなります。
アクリルブラシというのが面白い
いやはや、ホントにアクリル絵の具みたいに描けます。かわりに私の常用しているキャメルブラシは見当たらない・・・。そういえばPainter7でも無かったかな。
レイヤー表示は名称複数行+サムネール表示に
うーん、これは一般的には改良でしょうが、個人的にはありがた迷惑かな~。文字だけ表示されてスクロールせずに全レイヤーを見渡せるほうが私としてはうれしいです。でもって、前の版ではレイヤーに名前を入れるときはレイヤー名称を入れてリターンキーを押せば確定していたのですが、今回は複数行入力可能になったらしく、リターンキーを押すと改行コードが入力されます(^^;)
筆圧調整しないと使いにくい
なんかすべてのブラシで筆圧の変化が極端すぎるな~と思っていたのですが、Painterの設定でブラシトラッキング調整を行うと、以後はだいぶ使いやすくなりました。ちなみにこれは PainterIX の症状ではなくて、Metacreations Painter Classic/Metacreations Painter5.5/procreate Painter Classicにも共通してみられます。吉井宏さんの本で『ブラシトラッキングを調整しないと使いにくい』と書かれていた意味がようやくわかりました。Macintosh特有の現象だったのですね。

そんなわけで、一回お絵かきした限りでは Windows と Mac でのキーバインドの違いを除けば特にハマることなく使うことが出来ました。とはいうものの、PowerMacG3-450MHzではどうも実用的な速度には程遠くて、ブラシの先をある程度(私がキャラ塗りや背景描きに使う普通の大きさ)大きくすると 途端に処理が重くなってタブレットの軌跡にブラシが追いつくまでだいぶ(1~2秒)待たねばなりません。描画が極めて遅いだけでタブレットの動きを取りこぼしてはいないので絵がまったく描けないわけではないのですが、我慢しながら使うにしても少々無理がありますから お絵かきに関しては従来どおり Windows機を使うのが良いみたいです。

参考までに、下図はMacOSで無理して描いた絵と その後Windows機で色塗りをやり直したものの比較。

MacOS-X + PainterIXWindows2000 + Painter7

そもそも下絵がなってないとかいうどーでもよいことは置いときます(^^;)。大チャチャ様の色塗りまではなんとか我慢して使えたのですが、背景でパレットナイフとか超大型エアブラシとか使い出すともう限界。描画やUNDOにそれぞれ時間がかかるので ちょいと使い物にはなりません。逆に、マシンさえ速ければ特に問題は無いかな~という印象を受けました。MacPainterIX→WindowsPainter7のRIFFファイル運搬も何も問題ありませんでした。

[つっこみ]

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たかたに(takatani@mars.dti.ne.jp)