CDチェンジャーもどきで、再生したり停止したりする操作はUSB接続したジョイスティックから行う・・・つもりでいたのですが、よく考えればノート用に売っているテンキーボードを流用した方がキーダウン/アップによるイベントが使えて楽ちんかもしれない・・・。てことでテンキーを買いにいきました。が、更によく考えれば普通のキーボードのほうが安いんです(笑)。てことで、店に置いてた\980のキーボードを買ってきました。ELECOMのTK-P12FYSというメーカー品です(爆)
で、使う事が目的ではないので、繋いで正常に動く事を確認した後すぐに解体作業に入ります。
開けてびっくりだったのですが、私の知っている『安物キーボード』というのはすだれパターンのプリント基板に導通ゴムをあてるいわゆる「消しゴムキー」なわけですが、これはパターンフィルムを二枚あわせてクッションで直接おさえて接触させるという荒業を使っていました。コストダウンの為にいろんな手を考えるんですねぇ。
因みに PS/2 への信号は電線4本です。検出方式は昔ながらのマトリックスで、この変換はすみっこの基板でまとめて処理していました。全面基板があると思っていたので、のこぎりでギコギコ切るつもりでしたが、手間が省けてラッキーでした(笑)
チップが一つ載っている(と思う) | 裏返したところ。 |
で、ぼーっと見ていてもぜんぜんわかんないのでパターンを追っかけてみると、次のようなマトリックスになっていました(行が左から数えたピン番号、列が右から数えたピン番号)。表を作ってから思いましたが、これってAT互換機で共通なんでしょうか? (汗) ま、いいか。
てことでかなり面倒だったのですが、実際に作る時はこれを見ながら配線すれば良いので楽ちんです。キーバインドをどうするかは始めに決めておかなければなりませんね。Winamp互換にするか?
それはそうと、このキーボードを見て『ん?』と思ってしまったのですが、ダイオードが入っていません。MSXでもX68000でも同じようにマトリックスだったのですが、キーを3つ同時に押した時の迂回路で誤入力が発生していました。これは困るということでダイオードを挟んだりもしていました。AT互換機に移行してからは誤入力が発生した記憶はないので、各々のキーにダイオードが挟まっているものとばかり思っていたのですが・・・このキーボードにはありません。マトリックスをみれば同時に押せそうにないものが固まるように工夫されているようです。では無理やり押してみたらどうか? てことで、試しに「4」「7」「5」の順に押してみると、「6」が出てくる・・・のではなく、「5」が入力されないという結果になりました。いやはや、ちゃんと対策が施されているのですね。980円ではありますが大したもんです。