電子メールの配送経路は、ホストの信頼性から考えると現在の「DTI → おうち →ケータイ等」よりも「DTI → アイネットディー → おうち・ケータイ等」の方が優れています。問題はアイネットディーで十分なスパム除けができない(てゆーか調整ができない)ことにあるのですが、実際にどの程度スパムの検出漏れが起きているのか実験してみました。実験中はDTIにて受信したメールをおうちサーバに転送し、おうちサーバからprocmailのレシピの先頭でinetdに飛ばしています。
測定期間 | 本日までの2週間 |
総スパム数 | 1520 通 |
inetdでのみ漏れ | 35 通 |
おうちでのみ漏れ | 1 通 |
inetd/おうち双方で漏れ | 4 通 |
総数が1520ですからアイネットディーですり抜けた35通というのは決して多くはないのですが、おうちの実績は一桁少ないので経路を変更するとすり抜けるスパムはかなり多くなるようです。今のところは自宅で受けるのが正解ですね。
ちなみに、アイネットディーは SpamAssassin の設定変更はできませんが管理者がなかなか上手に設定・保守しているようで、英語や中国語スパムは皆無でした。最近の高度な日本語スパムは受信してしまうようなのですが、自宅サーバの保守が面倒でほったらかしになってきたら立場が逆転することがあるのかもしれません。
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