PCでぶっ飛んだ経験をお持ちの方はご存知でしょうが、ハードディスクというものは実は絶対的な信頼性があるわけではありません。個体差があって当たりを引けば10年でも持ちますがハズレならば同じ機種でも一年持たなかったりします。そんなハードディスクが入ってるのが今度のカーナビ。しかもハードディスクの中に音楽CDを入れることが出来ますが、HDDが飛んだらまたまた時間をかけて録音しなおしなんてことになりかねないわけで、出来ればバックアップを取っておきたいところです。
カーナビのディスプレイを開けたところがこんな感じ。通常のノートPCとかではハードディスクはやたらと分解しないとお目見えしなかったりする場合もあるのですが、カーナビってわざわざご丁寧に「HDD」と書いてあるんですよ(笑)。しかもねじで止まってるだけっぽい。取扱説明書には『本機のハードディスク(HDD)の取り外しは絶対しないでください』と書いてあります。わざわざ書いてあるってことは外れるってことか? とにかくねじをはずしてみます。
!警告 通常使用ではハードディスクを取り外さないでください。万が一、取り外しが必要なときは必ず車のキーを抜き本体の電源が切れている状態で外してください。と書いたフィルムがびろーんと出てきました。『万が一』にも取り外さなきゃいけない事態にはならんじゃろうというつっこみはともかく、これを引っ張れば外れそうです。
で、引っこ抜いてガイドレールから出てきたものは普通の東芝製2.5インチ20GBハードディスクでした。で、ウルトラベイHDDアダプタを介してThinkPadT23に差し込んでコピーしようと試みたのですが・・・
かぎマークが出てきて起動しませんあれれ? なんじゃこりゃ? PC本体を A22e に変えて実験してみるもやはりかぎマークに。ん? 本体のHDDスロットにはFreeBSDが入ったHDDを差しているので、こいつが起動さえしてくれればなんとかなるかもしれないのですが、そこまでたどり着く前にBIOSで止まってしまっています。ウルトラベイのHDDを抜いてしまえばちゃんとFreeBSDが起動します。うーん、これはHDDのプロテクトなのか?(笑)
なんだかよくわかんないのですが、下手なことをしてまだ使ってもいないナビが壊れちゃうとまずいので、今日のところは尻尾を巻いて退散です。取り外し自体は簡単そうなので、寿命が尽きるまでに吸い取れるよう長期戦で臨みましょう。