いつものことなのですが、また散財。ニコン スピードライト SB-600 ¥25,800也。スピードライトは以前 SB-400 を買ったのですが、今回はその上位機種となっています。
三脚を使えば室内照明でもそれなりに撮影できます。が、休みの日の朝とかに窓際でテキトーに撮った写真って頑張って三脚使った写真よりも出来が良かったりするんですよね・・・。てことは照明って大事なんですよね、とほほ。ということで、とりあえずお試しアイテムとしてスピードライトを買ってみました。
まずは ニコンの「ようこそ、ワイヤレスライティングの世界へ」 をご覧ください。要するにフラッシュをいっぱい使って面白い写真を撮ろうという作戦です。でもってスゴいことに今回買ったSB-600というのは電源を入れて置いとくだけでワイヤレスでカメラのシャッターを切ったときに光ってくれます。しかもTTL調光によってフラッシュが複数あっても真っ白にならないように出力を調節してくれるんだそうです。なんて賢い子なんでしょうか。
うちの D90 に付いてるフラッシュはワイヤレススピードライトシステムにおいてコマンダーかつ主灯になれますので、今回購入のSB-600を補助灯にして2灯のシステムが組めます。試しにちょっと撮ってみました。
内蔵フラッシュ+補助灯 真横 | 内蔵フラッシュのみ |
左が2灯使った場合、右が内蔵フラッシュのみの例です。当たり前ではありますが、フラッシュ1灯の場合はこういう円筒のブツを撮ると中心線のところが最も明るくなります。が、2灯使った場合はハイライトの位置がずれるのでちょっと違った感じに仕上がるようです。
内蔵フラッシュ+補助灯 真後ろ | 内蔵フラッシュのみ |
今度は後ろから当てた場合。実践では斜め後ろから当てるのが良さそうですが、真後ろからでもずいぶん違った印象になっており、少なくとも「フラッシュ臭さ」がなくなっています。
ちなみに、撮影状況はこんな感じ。実際にはライブビューじゃないし三脚じゃなく手持ちなのですが、配置はだいたい同じです。
それにしてもライティングは難しいです。普通に三脚で撮るならピントと露出をあわせるぐらいしかやることはないのですが、スピードライトを使うとなると、内蔵フラッシュと補助灯というたった2つの要素が増えるだけで光源の位置・主灯や補助灯の強さ・方向など無限の組み合わせが出来てしまいます。でもってそれらはちょっと変えるだけで出来る絵も大きく変わってくると。さっきから数時間遊んでるのですが、一向に理解できる気がしません(笑)。やってることは単純なのですが、実際にはものすごく奥が深そうです。
余談ですが、TTLってずっと Transistor-Transistor Logic のことだと思ってました。デジカメのセンサーで CMOS つかってたりするし、よく知らんけどフラッシュに関しては TTL なのかなって(笑)。でもこれがぜんぜん違ってて、カメラ用語で言うところの TTL とは Through The Lens なんだそうです。被写体からの反射光をレンズを通して測定するからTTL。まったく目からうろこでした(^_^)。