最近は電車通勤が続いてるのですが、電車の中ではiPodビデオは列車の騒音に邪魔されて音が聞こえないときがあるので深夜アニメの視聴には適さないですし、iPodのゲームはケータイのそれと異なり多くが両手を要求されるのでこれまた電車の中では適しません。ということで、暇つぶしに豊平文庫で本を読んでいます。
で、黒死館殺人事件を長いなーと思いながら読んでいるとウンディーネという言葉が出てきました。いやはや意外なところから出てくるものですな。下記は主人公の文学おたくによる一説。
あの一句は、ゲーテの『ファウスト』の中で、尨犬(むくいぬ)に化けたメフィストの魔力を破ろうと、あの全能博士が唱える呪文の中にある、勿論その時代を風靡(ふうび)した加勒底亜(カルデア)五芒星術の一文で、火精(ザラマンダー)・水精(ウンディネ)・風精(ジルフェ)・地精(コボルト)の四妖に呼び掛けているんだ。
アクアに居るのは 火炎之番人(サラマンダー)・水先案内人(ウンディーネ)・風追配達人(シルフ)・地重管理人(ノーム)ですが、だいたい同じようで。わたしゃてっきり「エルフ」とか「ドワーフ」とかそっち系の用語なのかと思っていたのですが、ずいぶん毛色が違っていたのですね。
ちなみに、ウンディーネをWikipediaで引いてみると、
独: Undine(ウンディーネ)
仏: Ondine(オンディーヌ)
英: Undine(アンダインまたはアンディーン)
伊: Undina(ウンディーナ)
なんだそうです。がびーん、イタリア語ですらなくてドイツ語だったなんて・・・。