お高いカメラはD90が最初で最後なので、もう一生買うことは無い・・・と思っていたのですが、なんかまた買っちゃいました。SONY α55 ズームレンズキット、 Sonystyleにて¥80,580也。
はじめは最近発表になった Nikon のDX専用55-300VRレンズが軽くていいな〜と思っていたのですが、それを買うなら新製品のD3100をダブルズームレンズキットで買っちゃうのも悪くないかも? とも考えました。が、それより少し前に発表になったα55ってスペックを比較するとD3100よりも価格差以上にスゴすぎる!! ってことで散財。なんか最近レンズ沼ならぬボディ沼にハマっている気がします。
それはともかく(^^)、このα55ってばスゴいんです。なにがスゴいのかというと、一眼レフと同じような見た目なのに電子ファインダーが付いてるんです。いま流行りの「ミラーレス一眼」ではなく、ミラーは付いてるけど、これは一部を反射させるだけの半透過ミラー。反射させた一部の光は位相差式のオートフォーカスに使われます。これだと当然ファインダーに行く光がありませんから、透過させたほうのセンサーで拾った画像を電子ファインダーまたは背面液晶で見ながら撮影するわけです。
カメラ選びの際に非常に大きなウェイトを占める光学ファインダー。α55ではすっぱり諦めて電子ファインダーを搭載したわけですが、この無謀な冒険によって幾つかの大きなメリットが生まれてくるのです。
デジタルカメラでの撮影は撮影後すぐにプレビューできますから、撮影してダメだと思ったら撮り直せるわけです。が、炎天下では背面液晶がよく見えないことが多いのです。まぁちゃんと撮れてるだろう・・・とおもいつつ家に帰ってから「あ゛っ」てなこともよくありました。が、ファインダーをのぞき込んでプレビューできるのであれば炎天下でも関係ありません。ホワイトバランスや露出が大きく狂っていればファインダーをのぞいた時点でわかりますし、数値を変えればすぐに画面に反映されますから「最適値に調整してから撮る」という通常の一眼レフでは熟練者しかできない芸当が簡単にできちゃったりします。また、D90ではギコギコ言うだけで結局ピントがあわない事が多いライブビューもコンデジより早く正確にピントが合います。
ということで、ちょっと撮影したサンプル。
うどん+カニ丼 | 夕焼け | くらげ? |
とんちゃん | 室内ノーフラッシュ | 晴天 |
先日 CyberShot DSC-WX5 を買ったわけですが、これに搭載されている「お手軽全自動撮影」が、なんとα55にも入っています。オートにしておくだけで被写体が人物なら顔にピントが合うし、風景ならば適当に絞ってくれるし、暗いとこならISO感度を上げ、マクロ撮影時にはマルチショットで失敗を減らす、etc。なんというか、至れり尽くせり。写真マニアは自分で思い描いた設定を駆使して写真に写し込むのが楽しいのだと思うのですが、私のようなシロートは難しい設定はよくわかりませんから、とりあえず見えてる景色が写り込んでくれるカメラがあればそっちのほうが有り難いです(^_^)。D90にも全自動モードがあり、そこそこ綺麗に写ってくれるのですが、α55の全自動はさらに上を行っています。もはや自動モード以外を使う必要性が認められません(苦笑)。
どう考えても全自動モードを主体で使うことしか考えられていないバカチョンカメラなのに、本格一眼レフなみの写り。マルチショットを使えばそこいらの一眼レフよりもノイズが少なくシャープな絵が撮れるという変なカメラ。D90のサブとして使うつもりでしたが、ちょっと使ってみて「これメインでもいいんじゃない?」という気がしてきました。