私は Android(Xperia GX)とiPhone4Sを常に持ち歩いていますが、両者の電池の持ちの違いは歴然としています。iPhone4Sは使わなければほとんど電池を食わないのに対して、Androidはスリープから一度も復帰させていないにも関わらず電池をバカ食いします。
これは持ち歩いている時の電池残量推移。お昼休みに使っている時に大きく電池が消耗するのは良いとしても、電池のほとんどを待機中に消費しておうちに帰った時にはほとんどカラです。
Androidでは電池使用の目安が項目ごとに表示できるようになっており、その中で「セルスタンバイ」という項目が大きなウェイトを占めることがあります。これは一般的にセルスタンバイ問題として知られており、MVNO向けに提供されているSIMでは通話・SMSが使えないために、Android内部で圏外のような振る舞いをしてしまい電池を激しく消耗すると言われています。
幸い、来月からMVNOのiijmioでもSMSの提供が始まるので、これを契約することで電池消耗が抑えられるかな? と楽しみにしております。が・・・
「スリープ時に機内モードにする」というアプリを試しに入れてみたところ、丸一日経っても電池残量50%以上という結果に。こ、これなら実用的だよ。今まで無駄に電池を消耗していたのがアホみたいだよ。
実は機内モードにするアプリというのははるか昔にIDEOSを使っていた時に試したことがあるのですが、この時はスリープ復帰から通信可能になるまで30秒ぐらいかかってたんですね。それじゃあちょこっと使うときに不便だよ・・・と思っていたのですが、今回試してみるとスリープ復帰してアイコンのボタンを探してる間にLTEが復帰します。これなら実用的ですよ。
機内モードになるのでメールやツイッターの通知が全く受けられないというデメリットがあるのですが、実は電池節約のためにAndroidでは元々極力通知を受けないように設定してまして、必要な通知はガラケーやiPhoneで受けるような運用になっていたので Android が完全に沈黙しても実害はありません。いやはや、これまでどれだけ無駄に電池を消耗していたんだか(苦笑)。
ちなみに、Xperia GXやNexus7ではMVNOのSIMでも通信できてアンテナピクトも表示されますから電池が減る以外には実害はありません。対してiPhoneでは電池は減りませんがアンテナピクトが表示されません。来月から3枚のSIMを交換して追加料金を支払おうかと思っていましたが、実際にSMSが必要なのは意外にもiPhoneだけなのかもしれませんね。