簡易ハードウェアRAID1箱の Accusys ACS-7500 について、使っていて感じる事など。
- そんなに高くはない
- 私が買った値段で \21,800。何故かこの商品はお店によって売値がバラバラなのですが、3万円ぐらいでも依然『いちばん安いRAIDユニット』のようです。
- 何も考えず使える
- PCIのハードウェアRAIDカードの場合は、リブートする事でBIOSセットアップ画面が呼び出せるので、障害発生時にはサービスを中断する代わりに管理者がパニくらずに済む利点があります。が、GENERICカーネルでRAIDカードがサポートされていないと導入がかなり面倒なのとFastTrekのように /dev/adなんとか でも見えてしまう場合はトラブルメーカーになりかねないってのが難点です。一台のHDDに見えるほうが簡単なのは確かでしょう。
- 結構うるさい
- COMPAQ ML370に付けていたときは気づかなかったのですが、今の静かなPCに移すと『冷却ファンの音が非常にうるさい』のです。えーと、どれくらいうるさいかっていうと、わりと音の大きい (ATX電源ファン+CPUファン)*2 ぐらいの音量がRAIDユニットのファンから出ます(笑)。普通のPCでは使わないほうがよいです。
- 故障時は
- 説明書にはハードディスクがどのようになったときに故障と見なすか ということが書かれていませんでしたし、実のところ本当に故障したときにちゃんと運用できるのかよくわかりません(汗) 更に実際に故障したときに替わりの同一仕様HDDをすんなり手配できるのかってのも問題です(←早めに買っておかないと)。まぁ故障時に助かる確率が少し上がったというところでしょうか。ちなみに、故障時には上下を示す赤色LEDがそれぞれ点灯するので、正常な方を間違えて引っこ抜くというポカをやらかすことはなさそうです。
- 読み書き
- RAID1なので、書き込み時は同時に行われます(のはず)。読み込みは寿命を考えての事なのか、交互に行われるようです。シーケンシャル読み出しと同時に他の作業をすると両ドライブのアクセスランプが点灯するときがあるので、ひょっとしたら1個よりも効率が良いのかもしれません。
といったところでしょうか。テープにバックアップも同じですが、『それなりの投資をしても活用されない方がありがたい』ってのが面白いところです。