なんとなく愛着があるから…とか マイナー好きな性格だから…とかいろいろ理由はありますが、CorelDRAW10 graphics suite日本語版を買ってきました。自分で買う前にインターネットで買った人の評価を見てみようとちょっと探してみたのですが、残念ながらサーチエンジンとかではひとつも引っかかりませんでした。想像以上にマイナーなのかも・・・(笑)
でもって早速インストール。実はCorelDRAWは一番長く使ってる割にぜんぜん活用していないのでいまだに操作方法とかあまり熟知していません。そこを踏まえた上で幾つか気が付いた事を下に書いておきます。
- PhotoPaintの数値入力ダイアログの不具合解消
なぜかテキストボックスに数値を入力すると、一桁入力するたびにカーソルが左端に戻ってしまっていたので複数桁の入力が面倒だったのですが、これは改善されていました。
- NTでのインストールにはadministratorである必要がある
市販ソフトでは「administratorの権限が必要です」というのは良く見ますが、このインストーラーはユーザ名がadministratorでない場合は続行できないようです。大きなお世話というやつですね・・・
- PhotoPaintはやっぱり重い
フィルタに時間がかかる程度ならよいのですが、「多彩なブラシ」があるにもかかわらずタブレットの動きにぜんぜん追従しません。Painterの重さと違ってこちらは描画にもろに影響しますね。とゆーか、フォトレタッチ用途しか考慮していないのかな?
- PainterのRIFファイルが読み込み可能
これは全く予想していなかったのですが、幾つか試した限りでは手元のPainter6で作成したRIFファイルがすべて正常に読み込めました。で、更に面白いのが「水彩レイヤー」が普通のレイヤーとして読み込まれる点。本家Painterでは水彩レイヤーをキャンバスに固定することはできてもレイヤーに変換することができません(固定したあと変換すると色が薄くなります)。ひょっとしたらPhotoPaint10だけの機能?
# ただ、よく考えたらPainterは現在Corelの配下なわけで、読めるのは当然なのかも
- マニュアルが小さくなりました
DRAW9では「DRAW」「PHOTOPAINT」「チュートリアル」「クリップアート一覧」が入っていましたが、DRAW10では大きさも厚さも半分ぐらいの冊子で「DRAW」「PHOTOPAINT」「RAVE」のマニュアルが入っていました。あまり使わないものなので小さくて軽いほうがありがたいです。(クリップアートが省略されたのは残念ですが…)
なお、どーせならPainterのようにまるごとPDFで提供してくれればいいのにな~と思ってCD-ROMを良く見てみると、ナント入っていました(汗)。やるな、Corel。
てことで、まだ全然使っていないのでいいのか悪いのか評価のしようがないのですが、少なくとも私が普段使っている部分(印刷まわり)で悪くなっているところは無いように思いました。
余談ですが、これからCorelDRAWを買おうという風変わりな人がいるかもしれないのでちょっと書いておきます。この製品はアップグレード版を買っても通常版同様にインストールできます。ユーザー登録カードを見ても旧製品を記入する項目もありませんし内容物もCD-ROMとかに「アップグレード版」とか書いてある以外は違いがありません。購入時に確認をする旨が箱に書いてあるのですが、9の時も10のときも購入時にそんな確認はされませんでした。
てなわけで、新規に買う場合にはアップグレード/乗り換え版を購入することをお勧めします。この値段でもまだ高いと思いますが、普通に買うよりかはだいぶましです。
さらに余談・・・
CorelDRAWのCD-ROMをエクスプローラーで普通に開いたのが下の画面。
左側の画面がなんかいつもと違うのです。Top2.httというファイルに<style>やら<Script>やらいっぱい書いたHTMLが入っていて、これで画面を書き換えてるようです。こんなこともできるんですねぇ。ぜんぜん役にたちませんが、なんか面白いです(^^;;)