あんまり使わない自宅サーバにモニタをくっつけてるのもなんですので、お絵かき機の隣に並べてみました。当然のごとくビデオカードには口が一つしかありませんから、デュアル対応ビデオカードでまた散財(^^;)、matrox Millennium G550です。
2台ならべてやりたかったことは右の絵のとおり。一つを作画専用にしてもう一つにじゃまなパレットとかを置きたかったんですね。とりあえず望みの動作はできているようです。ただ、モニタが2台ってのは過去に使ったことがなかったのですが、実際やってみるといろいろ面白いですなー。いや、良いとか悪いとかそういうのじゃなくて、とにかく意外なことばっかりで笑えます。以下は使ってみた感想など。
- 画面は2枚独立している
- 後から調べたところビデオカードによるらしいのですが、私は今までデュアルディスプレイというと、『デスクトップが横長になる』のかと思っていたのです。だから、壁紙は2048x768のものを作らないといけないな~とか、スタートボタンが左の画面にあってタスクトレイは右側の画面にあるのかな~とか、最大化すると真ん中が切れるので見にくいな~とか思っていたのです。が、そうではなくて右と左は1024x768の画面がそれぞれあって、最大化したときは左右それぞれの画面で最大になるようです。で、右と左はとりあえずつながっているので最大化しない場合は左右にまたがるウインドウ配置もできるようです。なかなかよろしい動作ですな。それなら左右で別の壁紙も・・・と思ったのですが、これはできないようです(笑)。
- キャプチャは一括
- とはいえ、PrintScreenキーによるクリップボードへの画面キャプチャは2048x768になります(^^;)
- タブレットの実効領域が狭くなる
- デスクトップは左右のディスプレイで独立しているのですが、タブレットのような絶対座標デバイスでは左右のディスプレイを両方使えるようにするには必然的にタブレットの左端が左画面の端、同様に右端が右画面の端となります。タブレットの縦横比はディスプレイとほぼ同一なので、縦横の移動量を均一にするとタブレットの作業領域は横長になり、縦方向は半分だけ使用する事になります。まぁ分解能が半分になるというのはあまり気にならないのですが、絶対座標お得意の『好きなところに瞬時にポイントできる』感覚がまるで変わってしまったため、今はかなり違和感があります。慣れるまでにしばらくかかりそうです。
- プライマリが液晶
- だいたい予想がついたのですが、DVIx1,アナログx1という出力を両方出すと、DVIの方がメイン画面になります。Windowsが動き出してからは入れ替えることができるので問題ないのですが、BIOSの画面とかWindowsの起動画面とかが液晶にしか表示されないのはなんか妙です。
- イマイチなPainter
- Windowsで使う場合、PainterはMDIの外にパレットとかを出せないものですから、図のようにMDI窓を左右のウインドウにまたがるように配置してから作図画面を大きくなるように(手作業で)調整する必要があります。表示される作図領域自体は一画面で最大化したときのほうが若干広いのですが、パレットで隠れる部分が無いのでこちらのほうが作業はしやすそうです。ちなみに、他のお絵かきソフトで調べてみたところ、Adobe Photoshop Elements1, ComicStudio Debut, Corel PHOTO-PAINT, CorelDRAW9, Fireworks4, Paint Shop Pro7 の全てで作図領域は無理でもパレットとかは最大化した状態で他方のディスプレイ上に放り出すことができました。てことはPainterだけできないの? (笑)
- アイコンをサブ画面に集約
- てゆーか、プライマリが液晶なので勝手にこうなるのですが、デスクトップにぺたぺた張っているショートカットとかを最小化せずとも使えるのが便利ですな。
- 最大化したアプリケーションを2つ使える
- Windowsのアプリケーションは画面を最大化しないと使いにくいものが多いのですが、そんな場合でも2つまでなら同時に表示できたりします。これはオモシロい(^^;)。google-imageでネタを表示させながらPainterでパクるという手も使えますが、どちらかというと会社でEXCELを使わなきゃいかん時に欲しいな~とか思ったりします。
- 色はかなり違う
- 液晶だけ見ていたときは分からなかったのですが、CRTとLCDを並べてウインドウを境界に配置すると、色が違うのがよく分かります。しかし、ちょっと使った限りではPainterの色パレットを液晶に配置しても特に問題ないようでした。もともとブラシで色を塗ってみないと色がよくわからない人なのでそんなに影響がないのでしょう(笑)。気になるようであれば作画ディスプレイ側にもってこなくてはいけません。
- DVDはプライマリのみ
- DVDプレーヤでチャチャを再生してみると、ちゃんと表示される・・・のですが、DVD窓を液晶(プライマリ)からCRT(セカンダリ)に持ってくると窓の中が真っ黒になっちゃいます。液晶側でフルスクリーン表示であれば問題無いようです。DVD再生しつつWWWうろうろってな芸当もできて面白いです。
てなわけで、Painterを使うときだけ2画面にしようかとたくらんでいたのですが、ちゃっかり2画面常用で使い始めています。操作がややこしいので仮想デスクトップは使わない派なのですが、そもそも表示されているのであれば画面が広いのはなかなか使いやすいのです。ThinkPadの立場が危ういかもしれません(笑)
ちなみに、長~いRGBケーブルも買ってきたのとUSBキーボードの線がやけくそに長いので、サーバメンテナンスも手元でできたりします(^^;)。
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