私はだらだら絵を描くことが多いので、無駄に何日もかかることが多いのですが、てきぱき描いたらどれくらいで描けるのかな~ということで、ダッシュで描いて時間を測ってみました。かなり風変わりかもしれない私の描き方の紹介も兼ねています。
ラフ - 22分 |
おおまかにアタリをとります。ささっと描いているつもりが、意外に時間くってますな。 ちなみに、私と絵の上手なひととの決定的な違いはこの段階にあるのかな~と最近思ったりもします。ときどきラフでいい絵が描けるときがあるのですが、偶然でしか描けないんですねー(T_T) |
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書き込み - 45分 | つぎに、それらしくなるように、おもむろに線を入れていきます。何を隠そう、わたくし、この段階が絵を描く工程の中で一番好きだったりします。なんといっても、ラフ画からいきなり『それらしい』絵に変貌しますし、それなりに時間はかかるものの、『惰性で』とか『資料を見ながら』とかで進めることができますから、ぜんぜん絵の才能がなくても良いんですねー(^^;)。 |
ペン入れ - 30分 | この絵はわりと線が多いので時間がかかっています。失敗が許されない工程ですからとても緊張するのですが、上手に線が引けるとかなり綺麗に仕上がりますのでこれまた楽しいのです。以前は下書きの通りに線をひくしかできなかったのですが、最近は線を引きながら下書きがまずい場合は補正しながらペン入れできるようになりました。 |
乾燥・消しゴムかけ - 40分 | 普通は少なくとも1時間はおきます。時間がある場合は晩にペン入れして翌朝までほったらかしというのもよくあります。 |
スキャナ取り込み~線画修正 - 10分 | そしていよいよ、パソコンの電源を入れてスキャナ読み込みなのです。ここから先は苦痛です(笑)。パソコンを付けると暑いからなのか、タブレットを思うように動かせないのがくやしいからなのか、とにかく色塗りは鉛筆での下書きにくらべるとぜんぜん面白くないのです。タブレットPCでも使えば少しは楽しくなるのかな~? スキャナ取り込み後はPainterを使い、ごみ取りにはなげなわツール、ミスったところの修正や加筆はスクラッチボードを使います。 |
色分け - 30分 | なげなわツールにてパーツごとに塗りつぶしレイヤをつくってゆきまする。私の場合、パーツの塗り方とレイヤの配置順がいつも同じですので、下のレイヤは左のようにはじめからはみだして囲ったりします。 ちなみに、塗りつぶす順番はだいたい『肌』『髪』『白』『青』『赤』『アクセサリ』で決まっていたりします。レイヤ構成も多くの場合決まっていて上から順に『主線』『アクセサリ』『髪』『目』『肌』『赤』『青』『白』という感じです。私の場合、配置の前後関係とレイヤの上下関係はぜんぜん関連がないという(笑) |
目・口塗り - 10分 | レイヤ分けが終ったら、今度は塗りに入ります。まず目から。目に関してはべた塗りは使わずに、『白目はエアブラシで』『黒目はなげなわツールで選択範囲を作ってからキャメルブラシで』ごしごし塗ります。 |
肌・髪塗り - 10分 | 色塗りの中ではわりと気をつかう肌と髪の毛。でも時間はあんまり使わないようです(笑)。色塗りにはなんとかの一つ覚えというやつで、よほどの事情がない限りキャメルブラシ以外は使いません。 |
その他塗り - 7分 | 肌・髪が終ると後は限りなくテキトーになります。 レイヤ分けしてある部分を全部塗り終えたらできあがりです。ちなみに、世の中にはものすごくたくさんレイヤを作成する方もいらっしゃるのですが、私の場合は面倒なのであんまり作らずにひとつのレイヤにごしごし塗っていきます。 |
できあがり (.psd形式 5MB) |
ということで、描き始めから終了まで 休憩時間等も含めると、約4時間でした。普通は下書きでこれよりもっと時間をかけますから、4時間は最短と考えるのが良いようです(←私の場合)。がんばったら毎日描けると思っていたのですが、4時間以上かかるとなるとちょっとしんどいですな。