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・ Gペン v.s. iPad Pro

160213

長らく続けてきた 漫画原稿用紙 + Gペンによる下書きを脱して iPad Pro + Apple Pencil + procreate での下書きが定着した昨今ですが、はて、書きやすさという点ではどれほど我慢を強いられているのでしょうか。試しにペン入れ用の原稿を用意して、それぞれペン入れしてみることにしてみました。

原稿 (PDFはこちら)
160213-genko
これにペン入れします。角度によって書きやすさが変わるところを調べたかったので、紙の向き・手の向きは固定して書くという縛りを設けています。 ちなみに、家に手頃なCADソフトが無かったので、原稿は procreate とリアル30cm定規・リアル丸定規で書きました(^_^)。
Gペン
160213-gpen
原稿をコピー用紙に印刷してペン入れしたので、漫画原稿用紙に比べると逆向き耐性が弱いのですが、そんなに極端には違わないです。で、さすがにGペン歴はかなり長いのでどんな角度でも自由自在・・・と思っていましたが、意外にもGペンって特定の角度でしか線が引けないのですね。逆向きなんかちゃんとした筆圧で書けません。円も普通は半分ずつ書くので方向に制限がつくとちゃんと書けません。ただ、強弱はものすごい付けやすいです。スクールではこうはいきませんね。あと、ペン先が開くくらい強い線を引いた所はインクの乾きが遅くて、忘れて iPad Proのフタを置いた時にべちゃっとなりました(笑)。
iPad Pro
160213-procreate
すごく意外だったのですが、Gペンよりも簡単に線が引けます。縦も横も丸も。逆向きでも関係なしにペンを走らせられるのはかなり大きいですね。書き始めが滑るので「ふにゃ」となりがちな事に気をつけさえすればGペンより扱いやすいです。ただ、線の強弱を筆圧でコントロールすることに関してはGペンに比べるとしんどいです。出来なくはないけど失敗する確率が高いみたいな。言うなれば「髪の毛は書きやすいけど手足は書きにくい」といったところでしょうか。そこらへんはUNDOでカバーですな。
ペンタブ + Painter
160213-painter
最後に Painterでペン入れしたらどうなるかの実験。なんかダメダメですね。これでも大真面目に線を引いたんですけどねー(苦笑)。これを見たら今までフルデジタルが叶わなかった理由は一目瞭然ですね。

ということで、ホントは 「iPad に比べるとGペンはこれくらい書きやすいです」という記事にするつもりだったのですが、意外にもiPadの方がちゃんと線を引ける角度が多い事がわかりました。強弱のコントロールしやすさはGペンが圧倒的に優れていますが(だってペン先の開き具合を目で確認できますから)それ以外は角度を選べば互角、ぺんを逆に走らせられる分 iPad の方が扱いやすいというところでしょうか。物理的に定規を使うと線がふにゃふにゃになる角度があるのがちょっと不思議でしたが、たぶん iPad はそういう使い方をするデバイスではないのでしょうね(^_^)。


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