ひとりごと

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ついったー[おとなり日記] かがみさん Y.Kumagaiさん

2003/12/03 (水)

・ PCWA-C800S

またまた散財です。こんどは PCWA-C800S という11a/b/g対応の無線LANカード。おうちには11bのアクセスポイントしか無いのですが、あまり細かいことは気にしてはいけません(笑)。

そんなわけで、恒例の記念撮影。左がさっきまで使ってたメルコのWLI-PCM-L11GPという11bカード、真ん中が その前に使ってたPCWA-C150Sという11bカード。それで一番右が本日届いたPCWA-C800Sです。相変わらず出っ張りは小さいですね。ちなみに、11bも含めてでっぱりが小さいのはなぜかSONY製だけです。大豪邸ならともかく、普通のおうちではアクセスポイント側にアンテナを立てれば受信状態は割と良好であるわけで、アンテナが小さいと売れるのがわかりきってるのに他のメーカーはなんで小さいのを作らないのかとても不思議です。ひょっとしたらSONYのアンテナにはものすごい秘密が隠されているのでしょうか?

それはともかく、さっそくT23に取り付けてみました。付属のCD-ROMを使うと、ドライバのインストールからワイヤレスパネルという付属ソフト・無線LANの設定と順序だててインストールできて、すぐに使い始めることができました。ちなみにこの付属ソフトは検出したアクセスポイントの一覧とか電波状態の表示とかをしてくれるのですが、無線LANの設定はWindowsXPのものを利用しつつ上にかぶさる形で提供されます。中にはWindowsXPのを無効にして独自のソフトを使わせようとする変なメーカーもあるのですが、こういう形式はなかなかよろしい(独自形式だと無線LANカードを交換したときの手間がかかるので)。あと、設定自体もインストーラでは説明書きが順序だてて表示されるだけで実際にはWindowsのプロパティをいじっています。知ってる人はさっさと設定できるし知らない人は画面の説明を見ながらできるわけで、なかなかうまいな~と思いました。

で、深い意味はないのですが(^^;)スループット測定です。WindowsXPのftpを使って1MBぐらいのpngファイルをDTIのFTPサーバから転送したときに表示された数値を計ってみました。それぞれ3回ずつの測定です。

カードGETPUT
WLI-PCM-L11GP 396.23KB/s462.94KB/s
415.07KB/s439.63KB/s
396.38KB/s446.94KB/s
PCWA-C150S 400.93KB/s477.71KB/s
374.96KB/s477.71KB/s
400.78KB/s477.71KB/s
PCWA-C800S 482.11KB/s515.31KB/s
464.79KB/s500.54KB/s
477.50KB/s517.86KB/s
ん? 予想に反してちょっと速くなってますな。たぶんPCカード側のWEPによる速度低下がある程度緩和されているのでしょう。WEPなしの測定をすればはっきりしますが、面倒なので省略です(笑)。この程度だと体感差は無いはずですし。

続いて負荷試験。お手製ジュークボックス(samba上のWAVデータを演奏する)を内蔵スピーカから鳴らしたときの負荷を見てみました。

WLI-PCM-L11GP,PCWA-C800S
さすがにCardBusだけあって目に見えて負荷が下がっていますね。ちょっと速くて負荷がだいぶ下がるのはなかなか気分がよろしい。接続性も特に問題無いですし、常用決定です。

下記はPCWA-C150Sとの比較

ほんの少し長いちょっと背が高い出っ張りる部分の幅はいっしょ
C150Sは2つのスロットの下側に差すとちょうど良い上に差すとフタを閉めたときに当たって無理やり閉めるとアンテナが曲がる
C800Sでは少し背が高いが特に問題は無いフタを閉めると当たるのだけれどアンテナの上部が丸まっているので、うまい具合にカードが外に押し出される(アンテナは曲がらない!!)

実際にモノが届くまで知らなかったのですが、C150Sに比べてC800Sはちょっとアンテナ部分の背が高いんですね。T23では偶然問題ありませんでしたが、LaVie-Sではこの高さの為に 物理的に差し込めませんでした。T23はこれまでメモリースティックのカードリーダと併用するためにメルコのカードを使ってきたのですが、C800Sではふたを閉めて壊れる心配がありませんから、安心して上側のスロットに無線LANを差せます。見事に明暗が分かれてますな。ひょっとしたらC800SはT23の為に設計されたのでしょうか? (笑)。

で、最後にFreeBSDでの実験です。T20のFreeBSD5.1に差してみると

cardbus0: <network, ethernet> at device 0.0 (no driver attached)
cbb0: CardBus card activation failed
というつれない返事。それなら・・・ということで先日公開されたFreeBSD5.2-BETAのCDイメージを取ってきて T23 にインストールしてみたのですが、例によってPCカードを差し込むと止まってしまいますので試験ができません。うぬぬぬ、こしゃくな。T20サーバの運用を止めてハードディスクを入れ替えればカードの検出程度は試験できると思うのですが、そんなことの為に止めるのは気がひけるし使えたとしても先立つものが無いので、実験はまたのお楽しみです。

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