今の家に引っ越してきてからは、長らく使ってきた2チャンネルプリメインアンプに代えてAVアンプを使っています。定価自体はプリメインアンプよりも高いのですが音の質はあんまり高くないだろうと予想されます。が、そんなことがあんまり問題にならないぐらいの違いが設置条件にあります。
第一に左右のスピーカーの距離があまりにも離れすぎています。これは引っ越す前に機器を発注する段階で書いた絵からも明らかなのですが、ここに置くかぎりはこれだけ離さなければ置けません。第二に壁との離隔が無さすぎます。同じ理由で壁から離すことはできません。第三に部屋の反射音があるていどあります。前の家は古い木造の土壁だったので反射音など皆無だったのですが、今度は石膏ボード+ビニールクロス・フローリングですからまともに反射します。私の部屋は一部分カーペットがあるしカーテンを閉めたらある程度軽減されるのですが、それでも壁ぎわで手を叩くとかなり反射していることが分かります。
こんな悪条件の中で音楽を聴くと、結構むむむな気分になるのですねー。とはいえ人間の耳とは便利なもので、何日かこんな状況で聞いているとそれが普通になってくるのです(笑)。オーディオ用に部屋を改良するとなると手間もお金もかかるのですが、耳が勝手に改良(?)されたのはうれしい誤算でした(^^;)。
余談ですが、引越し直後はカーペットも無く3wayスピーカを床に直置きした最悪の環境でプロジェクタの音響用に使っていたのですが、意外にもそんなに違和感がありませんでした。う~ん、映画を見る場合は音の占めるウエイトはそんなに高くないのね・・・。よくお店で売ってる『5.1chセット』とかがなんであんなにしょぼいのかな~と思ってたのですが、しょぼくても音量さえ確保できればそれなりに聞こえるからなんですねー。
さらに余談ですが、いま使ってるAVアンプはフタを開けるとこんな感じ。ふふふ、自慢じゃないがどのボタンを押したらいいのかぜんぜんわかりません(笑)。昔から CDプレーヤなんかは安い機種は多機能で高級機になるとボタンも機能もあんまり付いてないのが不思議だったのですが、これは高級機を買えるような所得の多い年代になってくると機械の使い方がよくわかんなくなってくるからなのかもしれない。