ひとりごと

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ついったー[おとなり日記] かがみさん Y.Kumagaiさん

2004/09/01 (水)

・ ドッグ来たる

今まで秘密にしていたので誰にも悟られていないと思いますが、実は密かにIBMに ThinkPadドックII を注文していまして、これが宅配便で送られてきました。ホントは昨日届いたのですがまとめる時間が無かったので本日レビューです。

相も変わらず、IBMからは無意味にデカい箱で送られてきたので別に驚きもしなかったのですが、箱の中に箱が入っていると思って開封したときに驚きました。箱の中にはすぐにThinkPadドックが入っていたのです!! むむむ、箱がデカいのではなく、ドックがデカいのでした(笑)。うぅ~デカいよ~。ウルトラベイはThinkPadの下に来るのかとおもいきや、後ろに来るのですね。まぁそれを考えれば妥当な大きさか。

ちなみに、右の絵では ThinkPad の方が奥行きがあるのででかく見えないかもしれませんね。ポートリプリケーターと比較してみましょう。如何ですか? なんだかとってもアメリカンな商品ですね。

さて、唖然としていてもしかたがありませんから、さっそく使ってみましょう。ThinkPad T23 を上に乗せると、しばらくごにょごにょデバイスの初期認識作業を行った後 つかえるようになったみたいです。では早速・・・ということで、ドックのウルトラベイにCD-ROMドライブを差し込んでみました。すると、変化がありません。あれあれ? と思ってスタンバイ~レジュームしてみました。それでも変化がありません。仕方がないので一度ドッキングを解除して取り付けてみました。これでようやくCD-ROMドライブが現れました。なんと『ドックのウルトラベイはThinkPadのんと違ってドッキングしたまま取り外しはできません』と説明書に書いてありました(笑)。ちゃんと読みましょうね>自分

なお、取り外し時はリリースボタンの上部にある青いスイッチを押すわけですが、WindowsXPでこのボタンを押すと

というメッセージが現れます。非常に分かりやすいです。さらに面白いことに、ドッキングが完了すると『カチャン』と音がなります。この音はリレーの音ではなくて、機械式ロックの音。この状態ではなんとリリースレバーを押し込むことが出来ないのです。ほほぉ、こいつは面白いです。正しい取り外し手順は 青いボタンを押す→リリースボタンを押す なのですが、この手順を踏まないと外れないようになっているのですね。

ついでなので、PCIスロットのカバーを開けてみたのが左の図。およよ、中身は配線だけかと思いきや、結構な部品点数なのですね。PCIスロットは長さがxx以内のものという制約があるのですが、これを見る限りでは普通のサイズなら収まりそうですね。ちなみに、どんなPCIカードが使えるのかということは記載されていないのですが、『PCIのビデオカードを使う場合は電源を入れたままのドッキング/解除はできない』とあります。ぉぃぉぃ、ビデオカードも使えるの? 下手な省スペース機よりも拡張性が高いかもしれませんね、これ。

なお、ここまでは T23 + WindowsXPの話なのですが、ためしにT23にFreeBSDを入れて実験してみました。ThinkPadのウルトラベイとドックのウルトラベイにCD-ROMドライブを突っ込んで試してみますと、acd0 ata1-master PIO4 および acd1 ata2-master としてちゃんと認識してくれました。なかなかいい感じですね。T23はATA100のコントローラが載っているのですが、ドックにはATA66のコントローラが載っているようで、そんな感じのメッセージが表示されていました。PCカードスロットも増えているような感じでしたが、元々T23ではPCカードは正しく動作してくれないのでテストはしていません。

ドックにIDEコントローラが載っているなら、DMA33なT20と接続すればハードディスクのアクセスが速くなるのかな? とも思って今度はT20でFreeBSDを走らせてみたのですが、こちらはなぜかドックが認識されませんでした(ドックで拡張されるはずのアイテムはブートメッセージからは見つかりませんでした)。あれれ? なぜに同一の周辺機器がPCの違いで使えたり使えなかったりするのだろう? もちろんT20でドックIIは対応機種のリストに入っていますし、T20+Windowsの場合は問題なく使えます。ちょっと不思議な現象です。

ということで、下記は使ってみた感想

ポートリプリケーターと比べると良いところも悪いところもあるわけですが、しばらく使ってみてどちらをおうちに置くか決めることにしましょう。

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