イマイチ調子が良くなかった会社のADSL回線ですが、配線ルートを変更することでようやくまともに使えるようになりました。
ADSLの申し込みは電話(FAX)と配線を共有するタイプ1だったのですが、実際に使ってみると割と深刻な問題が発生しました。FAXの着信と送信時にADSLモデムのLINEランプが点滅して(再ネゴシエーション?)、点滅している間の数十秒通信がストップする(回線の切断は無い)というものです。スプリッタのTEL側にFAXではなく普通の電話機をつないでも受話器を上げると同じ症状が起こる(このとき数秒間大きな雑音が受話器から聞こえる)のでFAXの機械が原因ではないことはわかったのですが、なかなか原因の特定が進みません。とりあえずありがちな対策として
とかいろいろ試してみたのですが、一向に改善されず。最後にできる事としてスプリッタとモデムをMDFのまん前に持ってくるという手段をとってみました。
すると、なんかよくわかりませんが、これで受話器を上げたときの雑音は消え、ランプが点滅することはなくなり、通信が中断することも完全になくなりました。これだけで解決するもんなんですねぇ・・・。
まぁこの事例は『自社ビルなのでMDF脇にモデムを設置できた』『すでに2F~3FまでCAT5を通していたので本来3Fに置いてあったルータ(FreeBSD)を2Fに持っていくだけで対応できた』『出入りの電話屋さんに接続替えをお願いできた』という少々特殊な事情でしたので問題は無かったのですが(費用もかかっていません)、普通は『改善するかどうかわからない工事』を決断するのは難しいかもしれませんね。
[結論] オンボロビルでのADSL利用はちょっと考えた方がいいと思います(笑)