かがみさんからつっこみ・・・というか教えていただいたのですが、
デジタル出力部分のクロックは、DA のサンプリング基準となりますの で、ジッタがありますと DA 変換に対して大きな害がありまして、極力正確な方 が良いようです。普通水晶と言いますと、とても精度が良いような気がしますが、 実際には 1クロックの長さは結構変動いたしまして、伸たり縮んだりして、全体 として割合正確になるのです。それでも CPU の外部クロックなどは一秒間に数 百個カウントも異る場合があって、正確なクロックが欲しい場合結構問題になる のです。この様な場合 TCXO という特製のクロックを使用したりしますが、これ も温度に敏感な面がありますので、温度補正や GPS による定期的な補正(電圧を 変化させるのです)が必要です。なのだそうです。やはりクロックと戦っているひとのご意見は説得力がありますな(^^;)。どうもありがとうございます。そういう訳でして、70万円は少々高すぎると思いますが、正確な出力クロックに 関してはかなりの効果が期待出来るのです。普通のデジタル出力を一度高速のク ロックで「捕えて(ラッチして)」、それを PLL で補正するのも効果があると思 います。
diffでまったく差が無かったとしても、DA時のクロックが狂っていてはデータどおりの音が出ない・デジタル出力時のクロックがあまりにも狂っていては正確にデータが拾えない、というところですかな。
ちなみに、WWWをうろうろしていると『電源ケーブルを変えると音が良くなる』教もあるようです。なんかおもしろいですねー。やってることはADSLの屋内線をシールド付きにしたりノイズフィルタをつけたりするのと同じにしか思えないのですが。
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